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『 知識(暗黙知)、イノベーション、クラウド 』 といったキーワードの周辺で、気になった、何となく思った、勝手に考えたことなど

2009年10月17日

「持続的イノベーション」と「破壊的イノベーション」に関して少々

イノベーションを実現させるために、
意識しておく必要があると思うこととして、
(注:ここで示すイノベーションは「サービス」を対象としており、「製品」は対象としていません。)

1.「生存」をサポートする(サポートしたい)サービスなのか?
2.「欲求」をサポートする(サポートしたい)サービスなのか?
3.「生存」と「欲求」の双方をバランスよくサポートする(サポートしたい)サービスなのか?
4.「生存」と「欲求」のどちらもサポートしない(サポートできない)サービスなのか?

以上の1~4がある。

非常に安易な定義をしておくと、
「生存」は、「衣・食・住」を示すとする。(また、コモディティ化を良しとすることを前提)
「欲求」は、「食・性・睡眠」を示すとする。

プレミア(粗利)の観点から安易な発言をすると、
「生存」は、プレミアを減らす(安くする)ことで、大多数の顧客の満足度を上げられる。
「欲求」は、プレミアを減らし(安くし)たとしても、多数の顧客の満足度を上げられるとは限らない。

(中略;というよりはサボって)

勝手な主張として、
「持続的イノベーション」において意識すべきは、1と3。
「破壊的イノベーション」において意識すべきは、2と3。
もし、4にてプロジェクト等を推進する場合は、推進者(身内チーム)の「自己満足度達成イノベーション(?)」と呼べるかも・・・


余談として、以上からも、
「食」に関するサービスが、イノベーションに適しているのは分かりやすいのでは?
また、食の「要素」を組み合わせたようなサービスが、実際身近に多いのでは?
あと、成功しているサービス(例:Googleの検索サービスも)においては、性(エロ)の「要素」を上手に組み合わせ(or 絡ませ、受け入れ)ていることが多いのでは?
などなどと感じます。(ビジネスとしての視点から、成功は「利益や利幅」を示しています。)
「欲求」に関して、しっかり真面目に思慮することを、一体どれだけの人達が考えているのだろうか?との疑問はありますが・・・

2009年9月3日

知識社会の到来と、その心構え(&チャンス)として

久しぶりの更新、4か月近くも更新していなかったのか・・・

少々前のことですが、6月に大学にて講義をする機会がありました。

講義のタイトル(内容)は、

 「楽しい」社会人(働き方、就職)になるために。
  = 知識社会の到来と、その心構え(&チャンス)として =

といった感じでした。

その時に作成した資料から2ページ↓。





講義に参加してくれた学生さんは、
2年生、3年生を中心に40名程度であったと思います。
講義の後、1週間後に30名の方から感想などが送られてきました。

それら感想は、私自身が励まされる素敵な贈り物でした。感謝しております。
金の卵(これから社会に出てくる素敵な若者)を腐らせてしまわない環境を、現在社会人をやっている人達(当然自分自身も)が創っていくことを意識し、実行していくことの責任を再認識しました。
(以下に部分的ですが、数名の方からの感想を抜粋させていただきます。)
【2年生 男性】
何より昔の産業革命→知識革命へと変化している現在の社会にしっかりと対応して周りを見ていかなければならないと思う。
「チャンスが多いが偶然はやってこない」というセリフ通り、不況といわれている現在の社会の中にもいくらでもチャンスはあると思う。
自分から動かなければ物事は進まないという考え方でもあると思う。
80対20の法則には興味を持ったと同時に関心させられた。私は実際に授業で例として挙げられた「ららぽいんと」カードを持っているが実際に買い物はあまりしない。2割の立場から見た視点と8割の立場か見た両方の視点を意識すべきと考えさせられた。

【3年生 女性】
また、今の社会については不況ではないから景気が良くなることはない、というお話をされていましたが、それは今の大量生産、大量消費の社会が限界に来ているという理解で良かったのでしょうか?もしそうなのであれば、今の社会が求めているのは今後の変化に柔軟に対応していける人や自分をしっかり持っている人なのでしょうか?
やはりこれからも今の不安定な状況はしばらく続くと思うのですが、そのような時期に、このような仕事がしたいという考え方ではなく、その会社に入ることが目的という浅はかな考えで就活を進めていくと、いつか自分自身、行き詰ってしまうのかなと思いました。
また、厳しい時代はチャンスが多い時でもある。や、チャンスは多くても偶然はないというようなお話は今後の自分の励みになりました。

【2年生 女性】
社会には多くの情報が溢れているので、意識してなければ、次々と流れていって、また多くの情報の中に埋もれてしまう。
今の私は、自分に必要な情報をキャッチする力が欠けていると思ったので、常に意識を持って、それを「知識化」することを心がけようと思いました。

【3年生 男性】
特に僕は建設的批判が目から鱗でした。批判することは誰にでもできるが問題点を見つけ出して改善策を導き出す建設的批判というのは誰にでもできることではなく日々、色々な小さなことに問題意識を持ち自分で考えてその問題の解決策を導き出す。これを繰り返すことで建設的批判が出来るようになり、さらにこの日々の小さな努力の積み重ねによって会社で働いて大きな問題にぶち当った時にも怯まずに建設的批判という観点からその問題の解決策を導き出せる力になると思いました。だから日々、普通に生活している中でも批判ばかりするのではなくどうすればそれが良くなるか考えるように心がけることを大切に今後の学生生活を送ろうと思いました。

【2年生 女性】
印象に残った言葉があります。それは、スペシャリスト・ジェネラリスト・コーディネーターで自分が何に向いているかを探していけばよいと言っていたことです。今まで、就職と言ったら、何かのスペシャリストだけができるもので、自分には程遠く、関係のないものだと思い、あまり実感がわかなかったからです。けれども、コーディネータということなら、私は人が好きなので、できるのではないかと感じました。自分自身もたくさんの人と出会って、いろいろなことを吸収していきたいし、その分人と人をつないでいくことができたら、すばらしいのではないかと思いました。

【3年生 男性】
お話の中でビール業界と言われる、アサヒ・キリン・サッポロは実は全く実体は違うという話しに驚きました...しかしそう言ったこと以上に、では働くとはどういうことなのだろうと考えてしまいます。
例えば先ほどのビール業界の話しのように世間的イメージと中核となる業務が異なるということは、企業に入って自分を成長させたいと考える人にとっては、就活でしっかり業界研究をして、その中で自分のしたいことができる企業を志望すればそれで済むような気がします。しかし、それ以前に今の私たち学生には就職=優良企業に入る、そう考える人が多いと思います。それは即ち安定しているから、という考え方が今の日本社会にはまだまだ蔓延しているように思います。私自身もそう考えることが全くないとは言えないのですが。やはり100年に一度と言われる不況の中で誰もが安定にしがみ付きたい、そう考えるのだと思います。実際に公務員志望者が増えているそうです。しかしそもそもなぜ、大学3年生がみな一様に就職をするのか、しなくてはいけないのか、自分には不思議でなりません。就職は自分のキャリアなど確かに人生を考えるいい契機になると思いますし、自分もこれから大学卒業した後にどうしていこうかと考えるとワクワクするので楽しみではあるのですが、結局自己分析をして将来を描いても(描く振り??)たいていの就活生は大企業に入れば終わりとしか考えていなくて、意味があるのかなぁとも感じてしまいます。
大学で様々なことを学び、今の日本社会の向かっている方向・未来を考えると、優良企業に入るから安定というのはあまりに安直な気がします。高度経済成長以降の右肩上がりの世の中ではありませんし、成熟した社会(とりわけ先進国)においては物質面では今や充分に目標達成されていると感じています。つまりこれからは精神的な充実を考え、それを満たしていく社会構築が必要になる、そう思います。(中略)
そしてとても共感したのは、楽しむ...ということです。
私は、自分の好きなことを仕事にして毎日楽しく生活していくことを理想としています。ですが、通学途中のサラリーマンの人を見て誰も楽しそうでなく、先ほどの余談で触れた疑問もそれが機会となって感じ始めました。つまり、単に企業に入るだけでは、私のよしとする将来像は夢になってしまうのではないか、ということです。
今、私は実家に住んでいます。また学費も一部は自分が出していますが基本的に親に負担してもらっています。なので、言ってみれば自立できていない状況で、自分が勝手に安定を度外視した将来を望めば、それは親に心配をかけることになる...そんな気持ちもあります。
これから就活が本格化して更に焦りや、不安が増大するような気がします。ただ一方で何でもできるというような根拠のない希望もあって、自分だけの社会への踏み出し方を考えるのは楽しみでもあります。どうなるのかまだまだ未知数ですが、一つ一つ壁を乗り越えていきたい。そう思います。

【?年生 女性】
やりたいこと、やるべきこと、やらないこと、このお話が一番印象に残り、尚且つ自分に一番必要な思考回路と行動だなと思いました。やるべきことをやってからやりたいことをしろ、というのはよく聞きました。けれどは初めのほうに自分の中でやってはいけないことを決めておかないと確かに先は見えてこないな、と納得しました。やるべきことをやり自分なりの決まりを作って行動すれば結果がついてくるのかと、少し無理そうなことにも挑戦する希望が持てました。
もうひとつ、私は情報と知識を誤って認識していたなぁと思いました。受験勉強で得たものもなどは情報でしかなく、自分なりの考えを持った上で初めて知識になるのかと、考えてみれば当たり前なのかも知れませんが、改めて気づきました。学生生活はまだ後2年半あるので、どんどん情報を吸収し知識として身に着けていきたいと思います。

【2年生 女性】
大手企業への就職志願者数からもわかるように、今の日本人はみんな安定志向で自ら危険を冒すようなことはあまりしない。
確かに最初から安定を求めるのもいいのかもしれないが、私は人生は一度しかないので色々と冒険をしてみたほうがよいと考える。
やはり、何事にも興味をもち、完璧に出来なくてもいいから自分なりにがんばることにより、自己成長につながっていく。
アドバイスとして、「元気に、明るく、楽しく」と言っていたが、仕事をつまらないものと思ってしまったらおしまいであり、自分の仕事に誇りをもち、やりがいを感じ、それ自体を楽しいものにしてしまえ、ということが一番大切なことになってくると思う。

【3年生 女性】
チャンスは多いが、偶然はやってこない。と聞いて、個人的には、偶然というよりもチャンスがあってもそこに飛び込もうとしない、またチャンスに気づけないのではないかと思う。少なくても私は気づけないし、恐れおののいてチャレンジしようとすらしないのだろうと思った。なので、会社に行って部長に会って・・・のような事を聞いたとき、私にはまず無理だ、と感じてしまった。まだそこまで本気じゃないだろうし、まだ会社のこと自体知らないということもある。そこで思ったのは、まず、「無理」と自分の中で置いてしまっているのだということで、「無理」じゃなくて、「やってみる」意識が無いと、チャンスに気づけないし、飛び込めもしないのだと思う。


2009年5月18日

ストリートビューの動画(自転車で撮影)

Googleストリートビューの動画を見た。

京都のお寺を自転車で撮影したとのこと。



ちょっと気になったのでメモ代わりに・・・

最近、このブログの更新をさぼり気味になっている。
GWをはさんだのが原因か・・・
やっぱりですが、何事もですが、継続するのは意外に難しいことだと、改めて実感してます。

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